Linux Mint 19.1 に Virus 対応ソフト ClamAV を Install
Linux Mint 19.1 MATE の再 Install 後、Internet Security ソフト「COMODO」のインストールがうまく進まず、途中で止まってしまう。原因はまだ良くわかっていないが、セキュリティを放置しておく訳にはいかないので、別のVirus 対応ソフト ClamAV を Install した。
参考にしたのは、Narrow Escape 「 2018/7/30 LinuxMint 19: Virus scan with ClamAV 」の中の記事である。
コマンドライン端末を開いて、上記のURLの中に書かれている設定手順通りに Install 作業を行った。
1.clamav package のInstall
$ sudo apt install -y clamav
Install したら、次のclamscanコマンドで、ファイルまたはディレクトリをスキャンする。
-r オプションは、ディレクトリを再帰的にスキャンし、
-i オプションは、検出されたファイルのみを表示する。
$ mkdir ~/virus
$ clamscan -r -i --move=$HOME/virus .
2.次に virus database を freshclam を使って手動でアップデートする
$ sudo freshclam
しかし、clamavパッケージと一緒に clamav-freshclam pakcageをインストールしたので、次のようなエラーが発生する。
ERROR: /var/log/clamav/freshclam.log is locked by another process
ERROR: Problem with internal logger (UpdateLogFile = /var/log/clamav/freshclam.log).
3.clamav-freshclamパッケージを使ってウイルスデータベースを自動的に更新する
clamav-freshclamパッケージはウイルスデータベースを自動的に更新します。freshclamコマンドを実行する必要はありません。しかし、clamav-freshclamによる初回更新時には、下記の警告が表示されうまくいかない。
初めてアップデートする場合は、clamav-freshclamを停止し、freshclamコマンドを手動で実行してclamav-freshclamを起動します。
$ sudo systemctl stop clamav-freshclam
$ sudo freshclam
$ sudo systemctl start clamav-freshclam
デフォルトの更新間隔は1日に24回です。
4.clamav-daemonパッケージを使ったウイルススキャン
clamav-daemonパッケージにはclamdデーモンとclamdscanコマンドがあります。clamdデーモンはデータベースを1回ロードしてデーモンとして待機します。データベースをロードせずにclamdscanコマンドからの要求によってウイルススキャンを実行します。
clamdデーモンは常にデータベース用のメモリを消費しますが、clamdscanはclamscanよりも高速です。そしてclamdscanの動作はclamdに依存し、clamscanの動作はclamscanのオプションに依存します。
5.clamtkパッケージを使ったウイルススキャン
clamtkパッケージはGUIウィンドウを提供します。
$ sudo apt install -y clamtk
スキャン後のダイアログメッセージに問題があります。LC_TIME = Cが設定されていないと、スキャン後のダイアログメッセージは表示されません。これは、スキャン後に検出されたファイルを削除するのを防ぎます。
そのため、この記事ではデスクトップファイルでLC_TIME = Cを設定します。デスクトップファイルなしでclamtkを実行するにはLC_TIME = Cを設定する必要があります。
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