ここで下記作業を行ったPCの仕様概要
・NVMe M.2: Intel SSD 760p M.2 PCIEx4 256GB
・EASYDIY M.2 PCIe NVMe/PCIe AHCI SSD SATA IIIアダプタカード
・CPU:AMD FX-8320E 3.2GHz
・実装Memory:20GB
・MotherBoard:Gigabyte GA-970A-D3P
オーディオの仕様は、
・VIA VT2021 codec
・High Definition Audio
・ 2/4/5.1/7.1-channel
・Support for S/PDIF Out
尚、入出力コネクタは、
1 x front panel audio header
1 x optical S/PDIF Out header
・GraphicBoard:Gigabyte GV-N75TOC-2GI (HDMI 2ポート出力)
・SSD:Crucial RealSSD C300 2.5 64GB
・KeyBoard:USB日本語キーボード(FILCO Excellio FKB109EXJB USB1.1インターフェース)
・Mouse:無線マウス(Combatwing 2.4G ワイヤレスマウス 無線ゲーミングマウス)
・Linux OS : Linux Mint 19.1 (MATE 64-bit)
準備
①PCの電源コードを外して、
・PCIExpress接続のM.2を差し込み
・SATA接続のSSDを接続する。
・これ以外のHDは、この段階では接続せず、外しておく。
・CMOSのショートピンを繋いで、BIOSをクリアする。
②PCの電源コードを繋ぎ、
・電源ボタンをON、PCを起動して、
・Linux Mint 19.1のisoディスクをセットする。
・コンピュータの起動画面が表示されたら、「DEL」キーを叩いて、BIOS画面を開く。
BIOS 設定
③BIOS Feature(BIOSの機能) のタブをクリックして表示し、
・Boot Option Priorities の Boot Option #1 に「SATA接続のDVDドライブ」を指定する。
・Boot Option #2~#4 は、全て「Disabled」とする。
・OS Type は、「Other OS(規定値)」
・Boot Mode Selection 「UEFI and Legacy」を選択
・Storage Boot Option Control 「Legacy First」を選択
・Other PCI Device ROM Priority
僕は「Legacy OpROM」を選んだが・・・UEFIでも良いのかも
④次は、Peripherals(周辺機器)のタブをクリックして、
・OnChip SATA Controller 「Enabled」を選択
・OnChip SATA Type 「AHCI」を選択
・OnChip SATA Port4/5 Type 「As SATA Type」を選択
⑤Save & Exit (保存して終了)のタグをクリックして、
・Boot Override のところにある「SATA接続のDVDドライブ」を選択する。
・Save & reset メニュー画面が表示されるので、
「Yes」をクリックする。
⑥これで、インストール作業がスタートする。
左の画面が表示されたら、
Install Linux Mint のアイコンをダブルクリックする。
⑦Linux Mint 19.1でのインストール作業
左の画面「Installation type」が表示されたら、
『Something else』を選んで、
Continue(続ける)
例えば、以前に作業した記憶装置の場合、下図のように現状のパーティション状況が表示されるが、
新たにパーティションを作るデバイスに該当する /dev/***** の部分をハイライトして、
『New Partition Table...』をクリックして、新たなパーティションを作る。
⑧パーティションテーブルの作成
僕は、Linux Mint 19.1のために、左図のようにパーティションを作成した。
パーティションを再設定しなければいけないのは、
NVMe M.2 と、起動用のSSDの2つのデバイス。
(下記 * は、設定によってちがってくると思うが・・・ 僕のでは 5 になっている。)
.
/dev/nvmeOn1 ← これは、 NVMe M.2 デバイス (PCIExpressに装着)
/dev/nvmeOn1p1 btrfs / ← ここにOSを格納するルートパーティション
/dev/nvmeOn1p* swap
/dev/sda ← これは、SSD 僕のPCでは、ブートローダーは、ここにしか置けない。
/dev/sda1 btrfs /var ← 最初は /var にしたが この後の設定では /tmp に変更した
/dev/sda* btrfs /boot ← ブートローダーの置き場所
・swapパーティション以外は、全てのパーティションで Format をチェックしておくこと。
・Linuxスワップパーティションのサイズは、メモリーの2倍以上の容量が良い。 このPCでは、20GB搭載しているので、約40GBとした。
・/boot は、btrfs(非圧縮のシンプルデバイス)としてフォーマットされること。サイズは、1024MiBでよい。 注意)NTFSフォーマットをすると起動できない。
最後に、この画面の、「Device for boot loader installation:」では、ブートローダーを置くデバイスは、『 /dev/sda 』のデバイスを指定すること。
注意)もし、ここの変更を忘れると、この場所の記述は「/dev/nvmeOn1」になっている筈で、そのため、PC再起動時にブートローダーを見つけられないために、起動できなくなる。
パーティションの変更とブートローダーの設定が終わったら、画面右下の「Install Now」をクリックして次の画面に・・・
⑨インストールが終わって再起動する際に注意しなければいけない事として、
僕はBIOS Featuresの画面で、Boot Option #1 迄しか設定しなかった。
これでは、PCが /dev/sda から起動できないため、
Boot Option #2 に、ブートローダーを書き込んだSSD記憶装置を指定する。
以上で、PCIExpress に挿入した M.2 への Linux Mint 19.1 Installと設定は終了。
PCを再起動させれば、Linux Mint 19.1 が使えるようになったと思うが・・・
Ethernet接続のプリンターは自動的に接続された。GoogleChromium のツールバーも、Windows10で使っていたものがそのまま使える。
《その後》 僕は何度かLinux Mint 19.1 をインストールしなおしているが、上記を記載後、約1か月経過した現在の設定では、
① swapパーティションは使わないことにして、/dev/nvmeOn1p1 は全てルート パーティション( / )にした。メモリーが20GBと大量にあるので、swapを設ける必要は無いらしい。
②加えて、/dev/sda の方は、bootパーティションだけにした。これは、Mintを使っていて、アプリを追加する際に var や tmp 書き込みの際にエラーが起きているようなので、やめることにした。
①,②を処置したあと、特に問題になるような気がかりなことは発生していない。
追記)インストール後にやると良いことが、「Linux Mint 19.x: インストール後やっておくべき 29 選」には数多く書かれている。大変参考になった。
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