大清水から尾瀬・燧ケ岳 日帰り登山
2017/9/28日23:30、川越駅西口バス停より関越交通の夜行バスを使って、大清水に入り、翌日9月30日に燧ケ岳(柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳)を登ってきた。
天気は、ほぼ予報通りで、写真のように青空も見えて良い天気であった。
燧ヶ岳への登山道は、ぬかるみの多い湿地帯の中を歩いて居るような道で、歩行は決して快適では無かった。僕は、ゴム長靴を履いていたので、足元の泥による汚れは何も気にすることなく歩くことが出来た。
燧ケ岳に登る 3合目を過ぎた辺りで、同じルートを歩いて居る若い女性に出会った。僕は疲れ始めて歩行速度も落ちてきていたので、彼女と雑談をしながら柴安嵓まで一緒に登ることが出来た。連れが居ると、疲れは一時的にでも忘れる事が出来る。彼女は休暇をとって友人と尾瀬に来て、確か長蔵小屋に泊まり、早朝より燧ヶ岳を目指して歩いてきたとのこと。友人は、尾瀬ヶ原を歩きに行ったそうだ。其々、別の尾瀬の楽しみ方をしている!柴安嵓を登った後は、赤田代にある温泉小屋に泊まり、尾瀬を満喫して帰るとの事だった。僕は熊沢田代の景色を見たいので、柴安嵓で記念写真を撮って貰い別れたが、とても感じの良い人だった。
熊沢田代の景色は、私のお気に入りの場所である。ここは、俎嵓側から見ても良いし、2つの池塘の先から振り返って燧ケ岳方向を見ても良い景色だと僕は思っている。今回は草紅葉が綺麗な色を放ち、また2つの池塘は、空の青を映し、綺麗な色の対比を見せてくれた。この場所を撮影した多くの風景写真でも、この日のように池塘が青く見えているものは殆ど無かったのではないかと思った。
熊沢田代を過ぎた登り階段で、急に右足の大腿四頭筋が攣ってしまった。脚を揉み解し、水分を補給して少し休んで、痛みを感じながら速度を落として暫く歩くと、痛みは徐々に引いて行った。しかし、ここから御池に下りるまでは、急で滑りやすい下り勾配が続く・・・。この燧ケ岳の山道の中では、一番嫌いな場所になる。神経を集中させながら慎重に下山した。
濡れていて段差も大きく、小さな岩も多く滑りやすく感じたが、硬めのインソールを中に入れたゴム長靴は、僕が普段使っている硬めのソールの登山靴より滑りにくいと思ったし、28kmも歩いて足に水膨れが出来なかった事には正直驚いた。
御池から七入へ下るところの「ブナ平」は、残念ながら未だ紅葉に至らず・・・紅葉までにはまだしばらく時間がかかりそうに思えた。僕は、緑に囲まれた古道の中を七入バス停に向かって下りたが、途中で急な階段を下りるところがあり、膝がまた攣るのではないかと心配になって、一般道を歩いてしまった。後から考えれば、ゆっくりした速度でも良いから、階段を下りていれば、七入バス停で当初予定通りのバスに乗れた可能性が高いと僕は思っている。
七入バス停への到着時間が、バス停車時刻の3分後になり、約1時間半後のバスを待たざるを得なくなった。何もない「七入バス停」で時間を潰すのは面白く無いので、キリンテ登山口の近くにあるバス停まで歩くことにした。そのバス停の傍には「みやまえ食堂」があるので、早めの夕食を摂ってバスの到着までその場所で待たせて戴こうという計画だ。食堂では、この地方の名物蕎麦「裁ち蕎麦」の大盛りを食べて、会津高原尾瀬口方面行き最終バスに乗った。(この食堂、34年前から開業してきたが、今秋10月24日で営業終了との事。何とも寂しくとても残念である。)
七入で乗車すべきバスに乗り遅れて、帰宅のスタート時刻は、1時間半遅くなったが、特急電車に乗車できた為、自宅到着は、当初予定に対し30分の遅れとなった。
歩行距離と時間:
持参したGarminのGPS eTrex30(現在では旧型、後継機種としてeTrex30xがあるらしい)に依れば、歩いたルート(上記地図上で水色の線で示したルート)の歩行距離は 27.8km、所要時間は11時間30分であった。
詳細は次のようであった。
[04:15]04:07 大清水バス停
04:51 一ノ瀬休憩所 小休止
05:25 岩清水
[06:20]05:54 三平峠
[06:35]06:13 三平下(尾瀬沼山荘)
ここでトイレ休憩
06:41 尾瀬沼ビジターセンター
ここで、朝食・トイレ休憩 (気温は 2℃)
07:10 長英新道分岐
07:44 一合目(h=約1745m、標高値はGPS表示値を使った。下記同様)
08:01 二合目(h=約1810m)
08:18 三合目(h=約1890m)
08:34 四合目(h=約1960m)
08:45 五合目(h=約2020m)
08:56 六合目(h=約2085m)
09:20 ミノブチ岳(h=約2213m) 小休止 約7分間
09:34 八合目(h=約2235m)
09:46 九合目(h=約2290m)
[09:55]09:57 俎嵓(まないたぐら、h=2346m) 小休止 約15分間
[10:20]10:36 柴安嵓(しばやすぐら、h=2356m) 小休止 約6分間
[10:45]11:04 俎嵓 小休止 約13分間
[11:45]12:04 熊沢田代
[12:25]12:49 広沢田代
[13:05]13:36 御池(みいけ)
[14:40]14:59 七入(バス停)
15:35 みやいり食堂(キリンテ登山口の少し北側に位置)
七入~みやいり食堂:距離約 2.7km(約36分)
大清水から御池までのルートは、事前にヤマケイオンラインを使って、コースタイムと登山計画書を作成しておいたので、その時の計画時刻を[ ]内に記載しておく。コースタイム倍率は1.00倍である。七入(バス停)の[ ]内時刻は、私が計画した到着時刻。
帰宅アクセス概要
みやまえ食堂(2017年10月24日で閉店とのこと)前のキリンテバス停から
16:30頃 バス乗車(みやまえ食堂前のキリンテバス停定刻より少し遅れていた・・・)
17:50頃 会津高原尾瀬口着
18:11 会津高原尾瀬口発(野岩鉄道特急リバティ会津148号浅草行き 指定席@1600円)
20:41 春日部着
20:45 春日部発(東武アーバンパークライン・大宮行き、8番線より)
21:07 大宮着
21:23 大宮発(JR埼京線通勤快速・川越行き)
21:46 川越着
事前の天気確認:
僕は、下記の予報を調べて決行した。
①「てんきとくらす 燧ケ岳」、「10日間天気予報 尾瀬」
②weather2"Oze-Tokura"
10月1日(日曜日)、「ロングウォークちちぶ路」のイベントが計画されており、今年は是非参加したいと思っていたのだが・・・、階段を降りる時に大腿四頭筋だけがまだ少し痛むため、出席を取りやめてこのブログを書いている。
10月2日(月曜日)、脚の筋肉痛はすっかり治まった。
持参した道具など
①靴:ビバホームオリジナルのゴム長靴の中にSuperfeetのインソール(GREEN)を入れた。
②バックパック: Millet SAAS Fee2 30(L)
③上着:長袖Tシャツ、Arc'teryx Gamma LT Jacket、防寒用薄手のダウンジャケット、
着替え用:長袖Tシャツx1(使用せず)、登山用靴下x1(使用せず)
④ズボン:替えなし。
⑤雨具: ゴアテックスの上着のみ持参したが使用せず。
⑥水: 500mlx 4本 ⇒ 使ったのは 2本半
⑦食料: 朝食用として「サンドウィッチ」、昼食用として「おにぎり」x 2個
⑧非常食: アンパンx1、ウイダーinゼリー エネルギーx1、アーモンドチョコレート
⑨ストック: LEKI Quantum
⑩ヘッドライト: Black Diamond ストーム 単4x4 (予備電池:単4x4)
⑪帽子:x1
⑫熊よけ:熊鈴、熊撃退スプレー
⑬カメラ: Nikon D800 & AF-S Nikkor 24-120mm
⑭財布:
⑮ファーストエイドセット: 常備薬、胃腸薬、バンドエイド等
⑯フェースタオル: 1本
⑰サングラス:x1
⑱手袋:x1
⑲GPS: Garmin eTrex30 (地図は、UUD製 Japan Digital Road Map Navigator and Topo 10m for Garmin GPS V5)
⑳トラベル用首枕:x1 (100均ショップ)
《写真》 撮影した写真を下記に、時系列的に並べた。
《歩行ルートデータ》
「track__29_sep_2017_oze_hiuchi_mountain.gpx」をダウンロード
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