MDS-JE780 を Windows10 64bit にNET-MDで繋ぐ
「MDウォークマン MZ-N920に録音できないかなぁ~」と、ネット上を調べていたら、MDS-JE780をWindows10 64bit上でNet-MDとして使えるか検証 という記事を見つけた。「Windows10 64bit にMDS-JE780が繋げられるなんて、そんな!」と疑いの眼で読んでみると・・・ 繋がっている! 僕も、やってみよう!
キーワードは3つあって、①「X-アプリ(Windows10のNet-MDに対応している!が、Windows8以降のX-アプリではNET-MDのドライバーのインストールは行われない。)」と ②「ドライバーの署名の強制を無効にする(Windows10で実施できる)」、③ Windows7 64bit OS によって、ハードルをクリアーしている事がわかった。
私もMDS-JE780を所有しているので、この記事通り「Net-MDで繋がるか?」試してみた。左図の通り!
私の場合の問題点は、最後の Windows7 64bit OS の PC! 幾つかあったWindows7 64bit OS マシンは、全て Windows10 にアップグレードしてしまい、今、手元には一台も無い。
Amazon ショッピングを見て、Windows7 64bit OS を購入しようかと考えたが、一番安価なものでも1万円ほどの価格である。 この作業で必要なのは、Net-MDのドライバーソフトを確保するためだけなので、この作業を3日間以内に終えられれば、未だ手元にある Windows7 64bit OS を、一時的に別のマシンを組み立てて、そこにインストールして作業すれば良い。
また、コンポーネントステレオのキャビネットから私のWindows10 64bit PCまでの数mの距離をUSBケーブルで接続する必要がある。それには、Amazonから(5m+3m⇒合計8m)のUSBケーブルを購入した。
1)先ず、手元に転がっている64GBのSSDを使って、そこに Windows7 64bit OSをインストールした。
2)Windows7 64bit OS が起動できるようになったところで、X-アプリをDownload して、 NET-MDを利用する(MZ-RH1)を選んでインストールした。
X-アプリのインストールが済んだところで、Cドライブを確認すると、左図のように
C:\Program Files (x86)\Sony\x-APPLICATION NetMD Driver
が出来上がっている。
これが出来れば、もうWindows7 PC は不要になる。
(僕は、出来上がったドライバーフォルダーを、Windows10の一時的な場所にもコピーしておくことにした。)
Windows10 64bit OS PC の C:\Program Files (x86)\Sony\ にドライバーの入ったフォルダーをコピーした。
3)Windows10 PC と MDS-JE780 をUSBケーブルでつなぎ、MDS-JE780の電源を入れて、Net MDボタンをONにする。
4)デバイスマネージャを開くと、NET MD❕ と表示されているので、そのプロパティを開き、詳細タブに移動する。
プロパティのプルダウンからハードウェアIDを選択すると、ハードウェアIDが
VID_054C&PID_0081 であると分かるので、これを控えておく。
5)ここからは、ドライバーのファイルを変更する作業になるが、管理者権限で作業を行わないと、保存できなくなるため、Windowsの「メモ帳」を管理者権限で開いて、そこから作業することにした。
《管理者権限でメモ帳を開く》
スタートボタン⇒Windowsアクセサリ⇒メモ帳 が見える状態で、メモ帳の上でマウス右クリック
その他 > 管理者として実行 をクリック
これで「メモ帳」が開くので、ファイルから・・・
C:\Program Files (x86)\Sony\x-APPLICATION NetMD Driver
にある NETMD760.inf の場所を開いて(このときすべてのファイルを対象にしていないと表示されない)下記部分を変更し、上書き保存する。
《下記より変更部分3か所 オレンジ色文字部分⇒青色文字部分へ》
[ControlFlags] のところ・・・
ExcludeFromSelect=USB\VID_054C&PID_0081 ; MDS-JE780
%NETMDUSB.DeviceDesc%=NETMDUSB.Dev, USB\VID_054C&PID_0081
%NETMDUSB.DeviceDesc%=NETMDUSB.Dev, USB\VID_054C&PID_0081
《ここまで書き換えの説明部分》
上記のように書き換えたら、「NETMD760.inf」を上書き保存する。
6)次に、デジタル署名を強制しないモードでWindows10を起動させるのだが、
Windows10動作中の手順は、下記《参考資料》2)を参考に行った。
①スタートメニューを左クリックし、ウインドウの左上の「三」を左クリックして、
メニューの中から「設定」を選び、左クリック。
②新たに開いたメニューウインドウから、「更新とセキュリティ」を選択する。
③メニューの中から「回復」を選んでクリック
④回復メニューの中の「PCの起動をカスタマイズする」の下にある
「今すぐ再起動する」を選んでクリックする。
⇒PCが再起動する。
⑤オプションの選択画面が表示されるので、ここから「トラブルシューティング」を選んでクリック。
⑥「詳細オプション」⇒「スタートアップ設定」を選んで、「再起動」ボタンをクリックする。
⑦PCが再起動して「スタートアップ設定」画面が表示される。
ここで「7)ドライバー署名の強制を無効にする」を選ぶために、数字の「7」を押す。
⇒PCが再起動する。
⑧PC再起動後、デバイスドライバーを開いて、NET-MD のドライバーをインストールする作業を行う。
7)いよいよ最終段階(NET-MD デバイスドライバーのインストール)
①スタートボタン(右クリック)⇒デバイスマネージャーをクリックしてみると、Net-MDは表示されているが、未だドライバーがインストールされていないので「!」マークが表示されている。
Net-MD を右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」を行う。②ドライバーソフトウェアの更新作業は、
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選んで・・・
③その場所は、Cドライブの
C:\Program Files (x86)\Sony\x-APPLICATION NetMD Driver の中にいれてあるので・・・
勿論、「サブフォルダーの中も検索する」を選ぶ。
④下側に表示のある、「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選んでクリックすると・・・
⑤ドライバーソフトウェアが正常に更新されたと表示されるはず。
⑥確認すると、Net-MDに付いていた「!」マークが消えている。
8)ドライバーはインストールされたので、ここで「X-アプリ」をインストールする。
Sonyのサイトに行って、X-アプリをダウンロードする。
中央の赤いボタンをクリックするとダウンロードが始まる。
ダウンロードの状況は、この画面の左下隅に表示される。
ダウンロードが終わったら、そこをダブルクリックして
X-アプリをインストールする。
9)X-アプリを起動させて後、MDS-JE780 の電源を入れ、USBでPCと繋いで、Net-MDをONにして、
この画面の左下にある「機器への転送」ボタンをクリックすると、
「”MDウォークマン”[MZ-RH1]」と表示される。
転送先の機器は「MDS-JE780」なのに、”MDウォークマン”[MZ-RH1]と表示されてしまうが、変更方法は分からないので、放置!
この状態で、どこまでの事が出来るのか・・・
《参考資料》1)には、何が出来て何が出来なかったかが、詳しく記載されているので、必要な方は参照願います。
《参考資料》
1)「ソニーなVAIO&XPERIAとジャンクオーディオ好きのブログ」
MDS-JE780をWindows10 64bit上でNet-MDとして使えるか検証
2)Windows10 64bit版へのインストール
「ドライバー署名の強制を無効にする」の手順
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