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07/27/2016

イザベラバードが歩いた福島県会津地方を歩く計画

10年ほど前に読んだイザベラバードの「日本奥地紀行(Unbeaten Tracks in Japan)」(平凡社ライブラリー、高梨健吉訳)のルートの一部分(福島県会津地方)を歩いてみたいと考えている。
先日歩いた旧中山道での経験から、舗装された幹線道路を歩くのでは、あまり面白くないだろうと感じ、再度「日本奥地紀行」の福島県会津地方の部分を読み返してみた。

歩くに適当な場所は・・・と探し検討した結果、川治湯元駅から津川までのルートに興味を持った。

僕が気になった、イザベラが称賛したポイントの幾つかを、高梨健吉訳「日本奥地紀行(Unbeaten Tracks in Japan)」(平凡社ライブラリー)から抜き出してみると・・・
尚、[ ]内は、 Isabella L. Bird ”Unbeaten Tracks in Japan” より原文を引用。

①五十里から横川まで、美しい景色の中を進んで行った。(第12信)
[Fine weather accompanied me through beautiful scenery from Ikari to Yokokawa]


②長い山路を登ると、高さ2500フィートの峠の頂上に出た。・・・山々や峡谷のすばらしい眺めがあった。(第12信)
[A Jong ascent took us to the top of a pass 2500 feet in height, a projecting spur not 30 feet wide, with a grand view of mountains and ravines, and a maze of involved streams, which unite in a vigorous torrent, whose course we followed for some hours, till it expanded into a quiet river, lounging lazily through a rice swamp of considerable extent.]

③私たちは田島で馬をかえた。ここは、昔、大名が住んでいたところで、日本の町としてはたいそう美しい。・・・この地方はまことに美しかった。(第12信(完))
[We changed horses at Tajima, formerly a daimiyo's residence, and, for a Japanese town, rather picturesque.]

④山王峠の頂上から眺めると、連山は夕日の金色の霞につつまれて光り輝き、この世のものとも思えぬ美しさであった。(第12信(完))
[The views were wider and finer than on the previous days, taking in great sweeps of peaked mountains, wooded to their summits, and from the top of the Pass of Sanno the clustered peaks were glorified into unearthly beauty in a golden mist of evening sunshine.]

⑤噴火口状の凹地の中にある追分という小さな美しい湖の傍を通り、それから雄大な市川峠(現市野峠)を登った。すばらしい騎馬旅行であった。
(第12信(完))
[I slept at a house combining silk farm, post office, express office, and daimiyo's rooms, at the hamlet of Ouchi, prettily situated in a valley with mountainous surroundings,and, leaving early on the following morning, had a very grand ride, passing in a crateriform cavity the pretty little lake of Oyake, and then ascending the magnificent pass of Ichikawa.]


⑥市川という村に入った。ここは美しい場所にあるが、傍は切り立った崖となっている。村の中央に、すばらしい飛瀑があり、・・・。
(第12信(完))
[Near the end of this descent my mare took the bit between her teeth and carried me at an ungainly gallop into the beautifully situated, precipitous village of Ichikawa, which is absolutely saturated with moisture by the spray of a fine waterfall which tumbles through the middle of it, and its trees and road-side are green with the Protococcus viridis.]

⑦下を流れる急流の向かい側には、すばらしい灰色の断崖がそそり立ち。金色の夕日の中に紫色に染まっている会津の巨峰の眺めは雄大であった。(第13信)
[Riding on first, I arrived alone at the little town of Nozawa, to encounter the curiosity of a crowd ; and, after a rest, we had a very pleasant walk of three miles along the side of a ridge above a rapid river with fine grey cliffs on its farther side, with a grand view of the Aidzu giants, violet coloured in a golden sunset.]

⑧1500フィートほど高い山の端に一軒家が見えたので、聞いてみると茶屋であることが分かった・・・この宿屋は、車峠の刃のように鋭い山の端にほとんど突き出るばかりという、すばらしい場所に立っている。私が今まで泊まった宿屋の中で、宿屋から眺めらしいものが出来たのは、この宿屋だけである。・・・私はここにもっと滞在したいと思うだろう。会津の山々の雪景色はすばらしいし、・・・。(第13信)
[At dusk we came upon the picturesque village of Nojiri, on the margin of a rice valley, but I shrank from spending Sunday in a hole, and, having spied a solitary house on the very brow of a hill 1500 feet higher, I dragged out the information that it was a tea-house, and came up to it It took three-quarters of an hour to climb the series of precipitous zigzags by which this remarkable pass is surmounted;]

歩行の当日、自宅から五十里湖周辺に公共交通機関を使って到着し、歩き始めるとすると、スタート時刻は12時頃になってしまうことが分かった。

そのため、「夕刻まで歩いた後、野岩鉄道でスタート地点まで戻ろう」と考え、最初のスタートを、川治湯元駅とし、乗用車でこの駅前にアクセスし、そこから歩く計画を組み立てようと計画した。GoogleMapのストリートビューを使って川治湯元駅周辺を見てみると、車を停めるスペースは全く無く、車を適当に放置すると、被害に会いかねない雰囲気である。

もし川治湯元から歩くとすれば、周辺の温泉旅館に宿泊し、そこからタクシーを使って目的のスタート地点にアクセスするしか方法は無さそうだ。
川治湯元駅で降りて、五十里湖の湖縁を歩くことを諦めるとすると、次のスタートポイントの候補は湯西川温泉駅となる。

湯西川温泉駅は道の駅が隣接しているので、自家用車をここに駐車し、そこから男鹿高原駅まで歩き、車を駐車した場所まで戻る計画である。
しかし、その次の行程となる「男鹿高原駅へのアクセス」自体が問題になる。上記に書いたポイントで①②④に含まれる「山王峠」は、男鹿高原駅から七ケ岳登山口駅までの区間にあるため、残念だが、ここは別の機会に歩く計画をするとして、計画から外して考えてみると・・・、田島から車峠までは、一連の日程で通して歩けそうな事が分かった。

また、ⅰ)大内宿から会津高田までのルートと、
ⅱ)会津高田から野沢までの区間には、旧道の峠越えがある。これも面白そうだ!

自宅からの交通の便を考え、トレッキングのスタート前日は、自宅から会津田島駅まで行き、会津田島で一泊してからスタートする案を計画してみた。
前日は、自宅を午前中に出発すれば、会津田島駅には午後4時過ぎには到着する。
会津田島で一泊し、翌日から歩行4日間の行程とビューポイントは、下記のような案になる。

1日目: 会津田島⇒八幡峠・中山峠⇒大内宿 (距離は約20km) ③
2日目: 大内宿⇒市野峠⇒会津高田 (距離は約20km) ⑤⑥
3日目: 会津高田⇒車峠⇒野沢 (距離は約30km) ⑦⑧
4日目: 野沢⇒津川 (距離は約30km)
      津川から、その日のうちに自宅(埼玉県)へ

Photo 会津高田周辺(市野峠から先、野沢辺りまで)を、イザベラバードはどのように移動したのかは、定かではないらしい。僕は、運送業者を使ったのであれば、彼らが通った道は民家がある道を通っている可能性が高いだろうと推定し、左図の朱画きのルートで歩く計画をした。このルートがイザベラが通ったルートと多少違っている可能性はあるかもしれないが、それは良しとした。
注)会津高田町は合併により現在は会津美里町になっている。

歩行用のルート図(kmlファイル)は、次のアップロードしたファイルになった。資料や「うぉっちず」を見たりして、検討を重ねた結果、上記の絵とは少し違っているかもしれない。また、ルートは五十里湖辺りからになっているが、会津田島までのルートは、十分な確認をしていないので、再確認する必要があると思う。
「isabbela_bird_aizu_trek_route_kml.kml」をダウンロード


このkmlファイルの地図は、Garmin BaseCamp や GoogleEarth を使って見ることができるし、Garminの使用者なら BaseCamp からGPSにルートを入れて、確認しながら歩く事が出来る。

《地図》
地図は、TKA高精細地図で、Garmin Oregon650をPCにUSB接続して表示。GarminのBaseCampでルート計画したもの。


《参考にさせて戴いたブログ等》

Report 福島の山々「イザベラ・バード 『日本奥地紀行』福島県(会津地方)での行程」

②「イザベラ・バードの道」
歴史探訪ウォーク
 会津美里町旭地区の市野峠で昨年10月25日に開催されている「第9回 イザベラ・バードの道 歴史探訪ウォーク」。約150名が参加したらしい。今年も開催されるのだろうか?

・参考ブログ「
イザベラ・バードの歩いた道 - 悪親父

③今年は、既に終了しているが、「イザベラ・バード in 十三峠 (越後米沢街道)」という街道ウォーク(3日間)がある。

西会津町観光ガイドブック じぶんいろ
 ・第10ページに「越後街道ものがたり」がありルートの参考になる。
 ・第14ページには、農家民宿、第29ページには、野沢周辺の飲食店・宿泊地図がある。

《天気予報について》
Photo歩くとすれば、天気が心配である。それで、中山道トレッキングの際に使った方法でルート上の10日間天気予報を調べるExcelシート・マクロを左図のように作成した。

参考用URLシート(僕が書いている別のブログ”Global Edgewalk”に掲載した。)

マクロは、僕が書いた以前のブログ(ここ)を参照のこと。


《宿泊》
1)会津田島
 ①グリーンホテルミナト 0241-62-3711
 ②佐乃屋旅館 0241-62-0138
 ③丸山館 0241-62-1133
 ④和泉屋旅館 0241-62-0048
 ⑤田沢屋旅館 0241-62-0424

2)大内宿
 ①山形屋 0241-68-2932予約は2名以上らしい)
 ②民宿 伊勢屋 0241-68-2958
 ③本家 扇屋 0241-68-2945

3)会津高田・会津坂下
 ①会津野ユースホステル 0242-55-1020
 ②花紋屋旅館 0242-78-2565
 ③にんじん湯吹上荘 0242-78-2882
 ④ビジネスホテルサンロードばんげ 0242-83-3891

4)西会津 野沢 宿泊
 ①はまや旅館 0241-45-2105
 ②十一塩屋 0241-45-2015
 ③ほていや旅館 0241-45-2011
 ④ロータスイン 0241-45-2900
 ⑤その他 農家民宿複数あり
     ひまわり 0241-45-2414 (女子学生に限定の宿らしい)

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