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08/12/2014

メタボリックと男性ホルモンに関する調査結果のメモ

我々中高年男性の内臓脂肪型肥満は、男性ホルモン、アンドロゲンの低下が一因らしい。

男性の更年期障害(LOH症候群)の症状の一つが、内臓肥満。(加齢に伴い)テストステロンが低下すると、腹囲や内臓脂肪が増加する傾向が認められる。更に、テストステロン量と勃起、肥満と性機能も関係しているとのこと。(大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学 辻村晃准教授)

アンドロゲンとは、コレステロールをもとに主に睾丸で産生されるテストステロンと、そこから代謝され作られるDHT(ジヒドテストステロン)の総称である。

テストステロンの減少は、筋肉や骨の量を減少させる
影響がある。加齢とともにテストステロンは減少し、筋骨がだんだん弱くなり、骨密度が低下、内臓脂肪の増加、高血糖、高血圧の症状が現れ、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性もある。

生活習慣病のある人のテストステロン値を調べた結果、テストステロンの低いグループは高いグループと比べて、心筋梗塞発症の確率が4倍だったらしい。テストステロンには血管を拡張して、それを維持する働きがある。テストステロンが低下すると動脈硬化が進行することがわかったという研究結果もあるようだ。

筑波大学大学院人間総合科学研究科 鰺坂隆一教授は、中年の肥満男性31人を対象にウォーキングなどの中強度の有酸素運動を取り入れた次のようなヒト実験を行っている。
BMIが25以上でウエスト周囲径が90cm以上の中年肥満男性31人(平均49.1歳)を対象に、中強度の有酸素運動を週3回90分、12週間継続し、血中のテストステロンの値を調べた結果、21人の総テストステロンの値が正常化した。さらに、腹囲、中性脂肪値、インスリン抵抗性、LDHコレステロールなどの項目も改善した。中強度の有酸素運動は
、男性ホルモンの増加効果があるということだ。

使わない筋肉は、エネルギーを消費しないだけでなく、必要性が無いため小さくなる。
寝たきりだと一週間で10%ずつ足腰の筋力が衰えるというデータがある。筋に適切なメカニカルストレスがかからないと、筋の分解の方が、合成する割合に比べて高まる。これを食い止めるために大事なことは、大きな筋肉を動かすこと。大きな筋肉を使うと自然に小さな筋肉も動かすことになるとのこと。
運動習慣がある人は、効果的に脂肪を燃やせるように筋肉細胞が活性してくるので、運動習慣をつけることが何より大切だ。(首都大学東京 山内准教授)

高齢者の筋肉は若い人より筋細胞中の脂肪蓄積が多く、それに伴ってインスリン抵抗が高くなり、糖尿病のリスクが高まることがわかっている。高齢者でも運動を続けることは、アルツハイマー病の予防対策にも有効だと考えられている。

健康を脅かす要因として、単に肥満や過体重であることを識別するよりも、脂肪が体のどの部分に溜まっているかをみることが重要だ。不要な脂肪を効果的に取り除くためには、どんな運動がもっとも有用であるかを解明する必要がある。
運動に取り組む人が、自分が実際にどれだけ運動をしたかを知り、どれだけの距離・歩数を歩いたかを計り、どれだけのカロリーを燃焼したかを理解することが肝心である。有酸素運動を行わないと、余計な脂肪を燃焼し、減量するのは難しくなるようだ。(米デューク大学(運動生理学) Cris Slentz氏)

キャノーラ油が糖尿病コントロールに貢献 低GIとの組合せで効果という記事があった。「キャノーラ油(菜種油)」と「低GIダイエット」を組み合わせた食事をとると、血糖値を下げられる。(日本生活習慣病予防協会 2014年8月8日の記事より)
キャノーラ油(菜種油)と、全粒粉を使った低GIのパンを同時に食べると、血糖値が下がり、悪玉のLDLコレステロールも低下する。(カナダ・トロント大学 デビッド Jenkins教授の研究チーム)
カナダの2型糖尿病患者141人(平均年齢59歳)を①キャノーラ油を加えて作ったパンなど低GI食品を摂取する群と、②体に良いとされる全粒小麦で作ったパンを摂取する群に分け、それぞれ3カ月後の変化を比較した。
キャノーラ油は飽和脂肪酸が7%しか含まれていない。
①と②の群の両方が、GI値の低い食事をとっていたが、①の群は2000kcalにつき31gのキャノーラ油を取るようアドバイスされた。一方②の群は、精製された穀物を全粒粉にものに置き換えるようアドバイスされた。
その結果、、両群でHbA1cは低下したが、キャノーラ油を摂取した①の患者は、HbA1cが0.47%低下しており、②の患者のそれは0.31%低下であったとのこと。
さらに、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、心臓病や動脈硬化など心血管病になる危険性(フラミンガムスコア)も、低GI食グループでより大きく下がった。これは心血管イベントの7%減少につながる可能性があるという。次の行にこれに関する動画がある。
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2014/002639.php

加齢によって筋肉が落ち、さらに脂肪がたまるのが「サルコペニア肥満」という症状。その判定目安は、①筋肉率(体重に占める筋肉の重さ)が男性で27.3%未満、女性は22.0%未満、②体重(kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数(BMI)が25以上 (ウエルネスリサーチ 筑波大学大学院人間総合科学研究科 久野譜也教授)
サルコペニア肥満の対策には、筋力を付ける運動と筋肉を作る栄養分(脂肪分を減らしな、良質なタンパク質をとるバランスの良い食生活を送ることが重要)の補給が必要だ。


健康維持のためのスポーツと栄養について、-特に筋肉について- 大阪市立大学保健体育科研究室 藤本繁夫ら(http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/infolib/user_contents/kiyo/DB00011379.pdf) の研究報告がある。

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