Ubuntuマシンにフォルダを作り Windows7と共有(サーバ設定)
UbuntuをSambaサーバーにして、Windows7とファイル共有する方法。設定を簡略化するために、全ての設定は、GUIを使ってSambaサーバーを構築する方法をメモしておく。
環境
Linux OS:Ubuntu10.10 64bit版 日本語設定の単独マシン
WindowsOS:Windows7 Professional 64bit版 の単独マシン
Ubuntuに置く共有フォルダを入れるHDD(システムとは別)は、事前にWindowsのマシンでフォーマットし、HDDの名前を付け、共有する際のフォルダーを作成しておくのが良い。HDDの名前、フォルダーの名前はスペースを含まない方が良い。
Ubuntu GUIを使ったSambaファイルサーバー設定手順
1)先ず、Ubuntuにsambaアプリケーションをインストールする。(ubuntu10.10でも、Sambaはインストールされていないため。)
・アプリケーション→ubuntuソフトウェアセンター→テーマ&カスタマイズ→「ソフトの検索」
・「samba」と入力して検索し、検索されたリストからSambaを選んで「インストール」する。
2)Windows側のワークグループ名
・ワークグループ名を変更していなければ、デフォルトでは「workgroup」となっているので、そのまま使っても良い。
・僕は、この名前を変更して使いたいので、Windows7側の設定は、 スタート→コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→「コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定」にある「設定の変更」をクリック。
・「システムのプロパティ」の窓が開いたら、「変更」をクリックして「所属するグループ」のワークグループ(W)の設定枠内に変更するワークグループ名を入れた。→「OK」で設定
3)Ubuntuのマシンに戻り、新規ユーザーを設定しておく。
・システム→システム管理→ユーザとグループ を選択する。
・ユーザ設定の窓が開くので、追加(A)をクリックし、ユーザーを追加する。
・名前を入れ、次の画面でユーザのパスワードを設定する。
要すれば、ログインの時にパスワードを尋ねないにチェックを入れておく。
4)3)と同時に、グループも設定しておく。
・グループの管理(M)をクリックして、グループの設定 の窓を開け、追加(A)をクリックして、新しいグループの窓を開ける。
・グループ名に先ほどのワークグループ名を入力し、グループのメンバーに必要な名前が入っているか確認する。
・念のために、表示された必要な名前にチェックを入れて、OKで設定。→グループの設定窓を閉じる。
5)Sambaサーバー設定を行う。
・システム→システム管理→Sambaを選択し、Sambaサーバー設定 の窓を開ける。
・プレファレンス(P)→サーバー設定を選択し、サーバー設定 の窓を開ける。
・基本(B)タグの中にあるワークグループ(W)の枠内に、先ほどWindowsで入れたワークグループ名 を入力し、OKをクリックする。
6)Samba用のユーザーを登録する。
・5)の操作で開いているSambaサーバー設定 の窓の中から、
プレファレンス(P)→Sambaのユーザー(U)を選択し、Sambaのユーザー の窓を開ける。
・「ユーザーの追加(A)」をクリックしてユーザーを追加する。
・新規のSambaユーザーを作成 する窓が開く。
・Unixユーザー名(A)は、3)で登録した名前を探して選択する。
・Windowsユーザー名(A)を入れる。
・Sambaのパスワード(S)を入れ、確認の為もう一度パスワードを入れる。
7)Sambaの共有を設定する。
・システム→システム管理→Sambaを選択し、Sambaサーバー設定 の窓を開ける。
・ファイル(F)から共有を追加(A)を選択、Samba共有 を作成の窓が開く。
・ディレクトリ(D)には、「閲覧(S)」をクリックして、共有化 するフォルダを選択する。
このとき、Windowsでフォーマットされたディスク上のフォルダでも、場所(P)にマウントされていれば、選択して選ぶことができる。(ちなみに ubuntuでは、windows設定のHDDは、/media/”ハードディスク名” にマウントされる。)
・共有名は、自動的につけられるが、要すれば変更すれば良い。
・「書き込み可能」と「可視(V)」にチェックを入れる。これを忘れると、フォルダが見えず、また、書き込み出来ない。
・次に、このフォルダへのアクセスの許可 を設定する。
・アクセス(A)のタグをクリックして、特定のユーザーのみアクセスを許可する(N) を選び、そのユーザーをチェックする。良ければ、OKをクリックする。
・サーバー設定の窓の中に、共有設定したフォルダの行が追加された筈です。
8)これで、Windows7側からubuntuに設定した共有フォルダを見ることが出来、また書き込みも出来る筈。
・スタート→ネットワーク→ubuntuのコンピュータ名称 をクリック
7)で設定した共有フォルダーが見られる筈です。
Windowsからこのフォルダにマウスでドラッグアンドドロップしてファイルをコピーすれば、簡単にファイルを格納できる筈です。
9)ワークグループを閲覧してもマシンが表示されない場合、ネットワーク内にあるマシンを管理するマスターブラウザに情報が登録されていない可能性があります。
UbuntuのIPアドレスを確かめてから、アドレスバーに ”\\”を頭に付けてIPアドレスを打ち込んでみましょう。
PS.設定の途中で権限を確認するために、パスワードが何回か要求されますが、その部分は割愛して記載しています。
尚、この設定を参考にしてセキュリティなどの問題が発生しても、当方は一切関知しません。全て、自己責任で行ってください。
続く、
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