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09/29/2010

バス泊、秋の尾瀬の1日散策

9月25日(土)夜23:10川越的場(関越自動車道路上のバス停)発、夜行バス(新宿駅始発)に乗り、翌日26日(日)尾瀬を散策してきた。
鳩待峠を朝5:22から歩き始め、最終目的地の大清水バス停到着は15:17になった。
今回の尾瀬散策では、途中の休憩、写真撮影などの時間を含むと、9時間55分を要した。
Oze_walking 私が携帯したGarminのGPS(etrex Vista HCx)によると、歩行距離は29.7kmだった。左の図に、歩行ルートを記載したが、他の地図と見比べないと詳細は分かりにくいかもしれない。長い一日だったし、長い距離を歩いたと思う。

夜行バスは通常の座席タイプで、前の座席の人がシートを倒すと、とても窮屈な状況になる。ただ、この日のバスは幸いにして、一人2座席以上使える状況の混み具合で、川越的場で乗車した際には、時間も遅く、客室内も明かりを絞った状況であった。川越的場から現地までの移動には、4時間ほどかけて行くことになるが、この移動時間と座席の状態では、休息がとれる程度で、とても眠れるものではなかった。途中、高速道路のサービスエリアと道の駅でトイレ休憩があった。
Dscf6839s バスは、尾瀬戸倉を通り過ぎて、先ず大清水に直行した。ここで降車希望の3人の乗客を午前3:30頃降ろし、その後、バスは尾瀬戸倉に戻って、午前4時頃になるまで待機し、残りの15人ほどの乗客を降ろした。
尾瀬戸倉では、鳩待峠行きの関越交通のマイクロバスが到着するまで、関越交通の事務所脇の待機所で30分ほど待つことになった。4時15分頃事務所のバスチケット売り場が開かれ、バスの乗車券を購入。暫くすると、鳩待峠行きのマイクロバスが到着した。
このバスには、周辺の駐車場まで乗用車で来た人たちも乗せたので、補助席を2座席使わなければならないほどの混雑状態になった。
鳩待峠へ向かう道路にはゲートがあって、その前に数台のタクシーや他のマイクロバスが並んでいた。丁度5時になって、ゲートが開き、私の乗ったバスも順番を待って、鳩待峠への狭い道路を登って行った。Dsc_5661s
前日調べた天気予報によれば、日本列島は高気圧に覆われ、晴天の筈だった。朝(日の出時間直前)の鳩待峠の天気は、上空が 曇って雨が降りそうな雰囲気で、肌寒かった。
Dsc_5664s 私はトイレを済ませ、朝食に持参したコンビニで購入した「おにぎり」を1つほおばった後、鳩待峠の売店の脇を通り、アヤメ平に向かって歩き出した。ここを登って行く人は、湿原にゆく人に比べると極めて少なかった。
この山道は、途中、岩の多い険しい登り勾配があり、傾斜がなだらかなところには、木道が設置されている。私の前を歩いていた女性登山者が木道の上で滑るなど、木道は濡れていて大変滑りやすい状況だった。
アヤメ平迄の付近までは、視界も開けることがなく、あまり面白味がない。アヤメ平に近づいてくる とDsc_5766s、次第に視界が広がってきたので、燧ケ岳、至仏山、尾瀬沼の眺望を期待したが、霧のため100mぐらいの視界がやっとの状態だった。しかも、上空には雲が未だ厚く有って、時々雨が降る状況だった。
アヤメ平から富士見峠までは、ゆるやかな下り坂になっている。見晴らしが悪いものだから、自然に早足になってしまう。木道の上は、濡れた木の葉で滑りやすい状態だった。私は木の葉の付いていない木道では、たとえ濡れていても、簡単には滑らないだろうと甘く見ていた。Dsc_5789s
事故は、歩き始めてから約2時間経過したこの場所で起きた。ビブラムソールの私の登山靴は、水が薄く被った緩い下り傾斜の木道の上で、いとも簡単に滑ってしまい、私は思わず右手を木道の上に衝いてしまった。そのとき、私の手首の関節辺りには、いつも滑って手を衝いた際の痛みとは違う強い激痛が走った。
私は一瞬「あっ!やってしまった」と思ったが、後の祭りである。痛くて、腫れ始めた手首のDsc_5802s 様子を見ながら少しずつ歩き始めたが、痛みは治まらず、掌にも力が入らない。でも指先は少し動かすことが出来るので、骨にひびが入ったかDsc_5806s も知れないが、骨折では無いなと思った。富士見峠でトイレを済ませ、少し休憩し、そこからの眺望を楽しんで写真を撮った。シャッターボタンを押すと手首の関節あたりが痛い。
気がつくと、カメラのレンズフードが無くなっていた。きっと私が転倒した場所に落としたのだろう。決して安くは無いものなので探して見つかるといいなぁと思い、私は滑りやすい木道を、滑って転んだ辺りまで戻りながら調べてみたが、見当たらなかった。自宅に戻ってGPS軌跡を調べると、転倒した場所付近と思った場所は、もっと鳩待側であった。
手は痛く腫れている。滑りやすい木道の上で、また滑ったら同じように右手を衝いてしまうだろう。そうしたら完璧に骨折になってしまうと思い、この先のルートを3つの案から考えた。
今来た道を下って鳩待峠に戻るか、竜宮十字路に降りて山ノ鼻経由で鳩待峠に戻るか、当初計画の通り進めるか、・・・ 下り坂の滑りやすい危ない木道を通るのは、どの案も同 じ危険性があると思った。竜宮十字路まで下ると、その時点で当初計画の40%以上進んだ事になる。とすれば、鳩待峠に戻るのも大清水まで行くのも大差が無い。帰宅するためには、鳩待峠に降りても最後、大清 水のバス停まで行く必要がある。それで当初計画通り歩く事にした。
この後、私が打撲で痛さの残る右手でカメラを取り扱っている間に、カメラの接眼ラバーもどこかで外れ、無くしてしまった。
富士見峠から長沢新道を通り、竜宮十字路へ降りる山道では、私はより慎重にならざるをDsc_5828s 得なかった。濡れた木道の下り坂では、私は特に歩幅を狭くして小刻みに歩き、濡れた石の上でも滑らないように慎重になった。また長沢新道Dsc_5831s はかなりの急傾斜で、大きな岩や石が多く、階段状の段差も大きい。そのため、歩行時間は、計画に対して大きく遅れてしまったと思う。
長沢新道では27名ほどのシニアの団体を含め、大勢の登山者が登ってくるのと遭遇した。
Dsc_5865s 長沢新道Dsc_5905sを降りて、湿地帯に到着すると、空は晴れていて燧ヶ岳、至仏山が美しく見えた。山の天気は変わりやすいから、もう少し余裕を持って、アヤメ平で1~2時間ゆっくり出来れば、期待していた眺望も見られただろう。
湿原に流れる風は、乾燥していて、空には、秋の空の鱗雲が浮かんでいた。Dsc_6085s
私は、このすばらし景色をカメラにDsc_5891s納めようと、右手の痛さに耐えながら何度もシャッターボタンを押したが、自由に動かない右手では、思うようなカメラの取り回しが出来なかった。


湿原の秋を満喫しながら、ヨッピ橋に向かってゆっくり歩いた。大勢のカメラマンが木道上から見えるDsc_5914s野草や山の風景を写真に納めていた。若者はベンチの上で横になり、尾瀬に降り注がれている太陽と、流れていく秋の風を体中で受けとめようとしていた。



Dsc_5973s  私は、湿布薬なら山小屋に用意されているかも知れないと思い、ヨッピDsc_5979s 橋の東にある東電小屋に立ち寄った。そこで、湿布薬を分けて貰って、腫れた手首に巻くと、痛みが少し和らぐような気がした。
下田代十字路を目指し歩いた。燧ヶ岳の山裾を遠く回り込むように木道が続いている。只見川にかかる東電尾瀬橋を渡る。川の水量は豊かで、流れを見ていると飽きない。木道は乾燥して来ており、歩きやすくなってきた。それで私は、大清水バス停から出発する1本前のバスに乗車出来ないだろうか、それが出来Dsc_6000sれば、医者に行けるかも知れないと思った。でもそれは、歩行スピードをかなり上げねばならDsc_6097s ず、疲れが出始めた身体には結構大変な修正計画だった。下田代十字路に着くと、弥四郎小屋と小屋の前の弥四郎清水で水遊びする子供の姿が見えた。
時刻は10時半を過ぎていたが、鳩待峠でおにぎりを一つ食べ歩き始めた後は、未だ何も口にしていなかった。弥四郎小屋の前の広場で少し休憩し、おにぎりを一つ食べ、持参の麦茶を飲んで水分を補給した。此処でトイレを済ませ、弥四郎小屋の左奥Dsc_6150sの木道へ進み、ブナの林の中を沼尻へと向かった。
道の傾斜は次第に大きくなっていったが、木道は乾いてきていて、転倒を心配することは無かった。ブナの木立が茂っているので展望は無いが、時折木漏れ日が差し込み快適に歩いてゆけた。
白砂峠の周辺では、道の傾斜は、また少し急になって、足下には滑りやすい大きな石がいくつも転がっているので、歩行にはかなり神経を使った。白砂田代を過ぎて樹林帯を抜けると、大きく展望が開けて沼尻湿原に入った。前方には尾瀬沼と沼尻休Dsc_6169s 憩所の小屋が見え、大勢のハイカーで賑わっていた。
時刻は12時20分頃で、団体で来ているハイカーは昼食をとりながら、尾瀬沼の景色を見て歓談していた。ゆっくり腰を下ろすスペースも無かったので、私は写真だけ撮って三平下に向かった。Dsc_6184s
沼尻休憩所と尾瀬沼を左手に見て歩いて行くと、小沼湿原があり、それを過ぎると、また木立のなかを歩くことになる。沼に沿った木道は、未だ濡れていて滑りやすいところがあり、用心深く歩いDsc_6238sた。道は小刻みなアップダウンがあり、滑りやすい大きな石の上などを歩かなければならず、既に7時間以上注意深く歩いて来た事で、疲れも次第に出てきた。
三平下に到着する頃には、モチベーションも下がDsc_6241sって来ていたので、尾瀬沼山荘が見えたときには、ほっとした。三平下からの沼の展望は、決して良くないが、この広場でも大勢の若者が食事をとって歓談していた。沼を少し見て、「暖かいものを食べて元気になりたい!」と思って、尾瀬沼山荘の売店に入り、山菜蕎麦を注文した。Dsc_6248s
右手で箸が使えない!箸を握り箸のようにして持ち、蕎麦の麺を丼の下から持ち上げて、口を近づけてすすって食べた。
温かい食事と一時の休憩でモチベーションも回復したため、最終目的地 の大清水へ向 かった。しかし、食事と休憩で長居をしてしまった。地図に書かれている行程時間表によれば、1本前のバスにはギリギリ間に合わない。既に約8時間歩いて来ており、歩行ペースを十分上げられるほどの体力は残って居なかった。
頑張って歩いてみたが、三平峠からの下り道も疲れた身体には結構負担に感じた。
結局、1本前のバスの発車時刻を7分過ぎた15時17分に大清水バス停に到着した。

Dsc_6276s 売店で「湿布薬を分けて貰いたい」と話したら、親切にもお金もとらず、東電小屋で貼った湿布薬を新しいものに交換してくれ、湿布薬を2枚使って患部を覆うようにしてくれた。本当にありがたかった。
帰りのバスは、高速道路内の事故渋滞と自然渋滞に巻き込まれ、目的地の川越的場到着は約1時間35分遅れて到着した。

自分の歩行Dsc_6281sミスで痛い怪我をしたが、天候に恵まれて楽しめた部分も大いにあった。右手の痛みをおして撮影した写真は、660枚だった。怪我さえ無かったらもっと多くの写真を撮っていただろうと思う。
月曜日からの通院で、手首の方は日々良くなってきているが、撮った写真の質は今ひとつ・・・これは怪我のせいとしておこう。

歩行ルート
鳩待峠(5:22)→横田代→中原山山頂(6:49)→アヤメ平(7:00)→富士見田代(7:16)→富士見峠(7:23)→富士見田代→(長沢新道  長沢の頭 8:24)→竜宮十字路(9:24)→ヨッピ橋(9:47)→東電小屋(10:02)→赤田代分岐(10:24)→下田代十字路(10:37)→見晴新道分岐→白砂峠→白砂田代→沼尻(12:21)→大清水平分岐(12:56)→三平下(13:18)→三平峠→三平見晴→一ノ瀬休憩所(14:33)→(沼田街道)→大清水バス停(15:17) ⇒ 新宿行きバス 16:10発

地図
尾瀬をあるく(大人の遠足Book) JTBパブリッシング \1400
Japan Digital Road Map Navigator and Topo 10m
  for Garmin GPS V3
Map: Japan RoadNavi 25000 v2 by UUD製作所

( GPS: etrex Vista HCx ; Garmin )

夜行バス・チケットの購入
私の場合、夜行バスのチケットの購入は、JTBのサイトから、「高速・路線バス」のタブを選び、空席照会・予約の中にある、条件から空席照会・予約に入って、下記項目を入力。
1.出発日:
2.利用区間: 出発地は関東、 目的地も関東(尾瀬は関東に入る)
3.往復片道のボタンを選択
上記、1~3を入力して、検索ボタンをクリックする。
次の画面で、運行されていれば、路線の中に「新宿⇒尾瀬」というのが見つかる筈。
私は、これを選び、クリック
次の画面でバス便名と空席状況が表示される。これをクリックする。乗降の場所選択は次の画面に表示される。
乗降バス停、降車バス停を選択する。
往復を選んだ場合には、翌日の帰路のバスを選択する画面が表示されるので、希望する内容を選択して入力する。
私は、尾瀬の日曜日の天気予報を確認しながら、木曜日の夜にバスの予約を入れた。
バスは土曜日の夜出発する事になる。切符料金の支払いは、金曜日の午後5時迄に入金しなければならなかったので、金曜日の早朝にコンビニから入金し、その場でチケットを入手できた。

夜行バスの片道料金は、新宿から大清水(尾瀬戸倉)まで 大人1名 3700円、川越的場から大清水(尾瀬戸倉)まで 大人1名 3400円である。このバスを使って、鳩待峠に行く場合には、尾瀬戸倉で下車して、そこから鳩待峠行きのバスに乗り換える バス料金は 大人1人 900円であった。

帰りのバスが、土曜日または休日にあたると、高速道路の大渋滞にはまってしまう。土日の帰りは、JR沼田駅へ出るのが賢明と思われる。

Mont-bellにはリバーシブル・グリッパーという凍結した雪道と濡れた木道で使用できる、簡易な靴底に付ける滑り止めがあることがわかった。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129608

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